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着物の美しさ
2002/08/04(日)
今日は久々に朝から仕事。(…ひさびさって…汗)
仕事先の駅で降り現場に向かう途中、まだ午前中だというのにやたらと浴衣姿の女の子達とすれ違う。たまにしか来ない現場だが、それでもいつもより人出が多いような気がする。なんかあるのかなぁ?と思っていたら、今日はお祭りなのだそう。
現代では和装する機会がめっきり減ってしまっているので、年始やお祭り時だけでも着物姿を見られるのはいいもんだなとは思う。
しかし前述の中に、着方の上手な子は残念ながら1人もいなかった。似合う似合わないってことではなくて、なんというか、着物を「着ている」人がいなかったのです。みんな「着られちゃってた」感じ。…朝っぱらから「浴衣」というのにも違和感を覚えるが…。
誰かに着せてもらったのか自分で着付けたのかはわからぬが、動いて着崩れたのを直さない(直せない?)ので、襟元がはだけ、おはしょりはモコモコ、帯は横に歪んでしまっていて、なんか浴衣姿であることがちっとも美しくない。なかなか着る機会がないから着慣れてないせいなんだろうな。
もちろん、きもの雑誌のモデルのように一分の隙もなくピシッと着てしまうと苦しいだけで、あちきも好きではないので、もっとラク~に着ればそれで良いのだけど、同じ「楽」でも美しさを伴った「楽」があると思う。例えば、世の中のおばあちゃん達は衣文も抜かずおはしょりの線も合わせず、紐だけで「手抜き」で着付けているけど、決して「だらしなくない」。うまいこと着こなしてるもんなぁ。(憧)
普段着る洋服のように、(浴衣も含め)着物も「状況に合わせた着こなしを楽しむ」人が増えるといいのにな。…てか、あちき自身もそうなりたい。